青背景の証明写真|アジアの書類で指定される色と作り方
青・白・薄いグレー。証明写真の背景色は書類ごとに違います。胸から上を1枚だけきちんと撮り、書類に合わせて背景を差し替え、色は必ず発行機関の案内ページで確認しましょう。
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胸から上をきちんと1枚撮れたら、それで仕事は終わりだと思うでしょう。ところが受験申込のポータルは青を指定し、大学の書類は白を求め、勤務先の人事システムはそのどちらも受け付けず、薄いグレーでなければだめだと言ってきます。写真そのものに落ち度はありません。問題があるのは、頭の後ろに写っているものだけです。
中国・韓国・インドの書類を扱う人なら、すぐにぶつかる話です。背景色は飾りではありません。窓口の担当者や自動チェックに対して、この画像がスマホのアルバムから持ってきたものではなく、この書類のために用意されたものだと示す合図です。壁、カーテン、本棚は、見た瞬間に落とされます。
書類ごとに撮り直す必要はありません。必要なのは、きちんと撮った1枚と、あとから好きな色に変えられる背景です。
青い背景がある理由
こうした書類に載る顔写真は、たいてい髪が黒く、服も暗く、しかも小さく印刷されます。グレーや黒を背にすれば黒髪が背景に溶けて頭の形が分からなくなり、真っ白を背にすれば明るい肌や白いシャツが縁で飛んでしまいます。中間の明るさの青はその折衷だと説明されることが多いのですが、発行機関が公開しているのは指定色そのものであって、その理由ではありません。
どの書類にどの色か
下にまとめた傾向は、あくまで確認のための手がかりです。ルールを決めるのは発行機関であり、内容は改定されます。

- 青 — 中国の各種試験の申込、学生証や社員証、就労関係の書類、職業資格のシステムで最もよく見かける色です。
- 白 — この地域のいくつかのパスポート発給機関が指定する色で、韓国やインドの公的書類の多くにも登場します。規格は国ごとに違い、改定もされるので、必ず発行機関自身のページで確認してください。
- 赤 — 中国の書類のごく一部に限って出てきます。ほかで見かけたからといって、思い込みで使ってはいけません。使うのは、その書類の要件ページに赤と明記されているときだけです。
- 薄いグレーやオフホワイト — ヨーロッパのいくつかの国の規格に見られます。GOV.UKは、プリントした写真には無地のクリーム色か薄いグレーを求め、デジタル写真については無地の明るい色とだけ定めています。自分の提出方法にどちらが当てはまるかを確かめましょう。
国際的な渡航書類の指針は、特定の色名を挙げるのではなく「無地で均一な背景」という書き方をするのが一般的です。拘束力を持つのは、いつでも発行国自身の写真要件ページであって、一般的な標準のほうではありません。だから、目当ての書類そのもののページを探してください。照片要求や사진 규격の項目、募集要項に添付されたPDF、窓口に貼られた見本。答えが書いてあるのは、たいていそのどれかです。
青は好みの色味ではなく、指定された数値
不合格はここから生まれます。だいたい合っていると思って選んだ青が、審査担当者の手元にある見本と並べたときに暗すぎたり、鮮やかすぎたりするのです。画面で見ているぶんには違和感がなくても、判断するのは自分の目ではありません。申込システムによっては、人が見る前に自動でアップロード画像を審査すると要件ページに明記しています。自分の提出先がそうなら、示された数値どおりに正確に合わせてください。

目で判断せず、番号をそのまま写しましょう。要件ページに具体的な色の値が書かれているなら、近いプリセットで妥協せず、カスタムカラーの入力欄にその値を打ち込みます。remover.bgのエディターは単色の背景もカスタムの色も受け付けるので、渡された値そのものを頭の後ろに置けます。
すべての書類に使える元写真を撮る
後ろの壁はどうせ捨てられるので、何色であってもほとんど問題になりません。それでも、輪郭がきれいに抜けるかどうかを決める条件が2つだけ残ります。

- 壁から十分に離れて立ちましょう。最低でも腕1本分です。頭の影が壁に落ちないようにするためで、黒髪の後ろに影が居座っていると、切り抜きの輪郭がぎざぎざになりがちです。
- これから使う色と同じ色の服は着ないこと。青の上の紺のジャケットは一つの塊に見えますし、白の上の白も同じです。中間のグレーはどちらからもよく分かれます。薄いグレーやクリーム色が指定なら、もっと暗い色を選びましょう。
あとは基本どおりです。窓からの均一な正面光、カメラは目の高さ、無表情、髪は顔にかからないように、片方の頬に強い影を作らないこと。自宅でパスポート写真を撮る方法で説明した作法がそのまま当てはまりますし、自宅でプロ級のプロフィール写真に使うのも、まったく同じ構図の1枚です。
白いふちを出さずに背景を差し替える
アップロードするのは元のファイルです。PNG、JPEG、WebPで25 MBまで。スクリーンショットや、チャットアプリを経由して手元に戻ってきたコピーは避けてください。どちらもぼやけて再圧縮された状態で届きます。提出前には生え際を拡大して確かめましょう。切り抜きの甘さが最初に出るのは、細い髪の部分です。習慣にしたいことが2つあります。
- 頭の後ろの影は、ほとんどの発行機関が認めていません。要件ページの文言を確かめたうえで、この用途では写真に自然な影を付ける機能はオフのままにしてください。
- 書き出しはPNG、JPEG、WebPのうち、提出先が受け付ける形式で。要件ページが求めていないかぎり、透過した切り抜きのまま送ってはいけません。書類のシステムが待っているのは、指定色の上に仕上がった写真です。
サイズ調整とトリミングは手元のツールで
背景の差し替えは工程の一つであって、全部ではありません。写真の寸法、画面内で顔が占める高さ、6枚組のプリント用シート。そうした作業は、スマホの写真編集アプリか、ポータル自体のトリミング画面で行います。
1枚撮って、ファイルは書類の数だけ
撮るのは一度きり。元データは必ず残しておき、書類が出てくるたびに、その都度バリエーションを作ります。試験には青、ビザには白、ヨーロッパ規格の書類にはグレー。ファイル名は色ではなく書類名で付けておけば、1年後にアップロード画面の前で、どれがどれだったかと迷うことはありません。


